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iMD

vol.13 2010/10/08 http://www.i-md.co.jp/




フラッシュ・マーケティング

《フラッシュ・マーケティング》が盛んになってきたが、
どのクーポン発行会社も割引対象とするサービスの内容や販売のタイミングを工夫するなど、販促企画の進化を迫られている。

というのも《フラッシュ・マーケティング》の賞味期限は消費者を意外感でひき付けられる間だけという仮説が成り立つから。

 そういう意味では《フラッシュ・マーケティング》は少数のクーポンを地域密着で販売するのに向いている手法でもある。
そこに着目すると異なる可能性が見えてくる。

 毎日買う生鮮品のように、購買頻度が非常に高い商品分野では販促手法として定着することもできる。

例えば食品スーパーが売り切りたい在庫を抱えているとき、数量限定のタイム・セールをするようなケースが考えられる。
売りたい商品を売りたいタイミングで売りたいだけ売ることができる店側にとっては売り増し効果よりもむしろ、販売効率が目に見える形で向上する利点がある。(元々店内売場ではタイムセールを実施してはいるが、、、)

 食品スーパーの中心客は30代から60代の主婦で、携帯電話を中心とする情報端末を使いこなしている層ではない。
しかしいずれ《モバイル・マーケティング》と客層の親和性が高まれば《フラッシュ・マーケティング》の新たな可能性は大いに高まる。

●2010/09/27 社長ブログより




2010/10/08発行
こんにちは。SP部の小河原です。

唐突ですが・・・皆さん、twitterはもうご存知ですか?
私も存在を知った時には、「そんなもん流行るのか」と訝しく思っておったのですが、今では3つのアカウントを使い分けるほどのヘビーユーザーと化してしまいました。

「そんなもん流行るのか」と思った理由は、既にblogやmixiといったソーシャルメディアが定着しており、それらを超えるユーザーメリットが不可測であったためでしたが、”140字”という限られた文字数やインターフェースの利便性(自分がフォローした人のツィートが一覧で見えるというのは非常に便利)などは、既存のソーシャルメディアより優位性のあるもので、2008-2009の1年間で、ユーザー数を1298%に増やすという驚異的な普及を果たしております。

先月末、近代マーケティングの父として知られるフィリップ・コトラー氏が本を出版し話題になりました。タイトルは、「コトラーのマーケティング3.0〜ソーシャル・メディア時代の新法則〜」

既述のソーシャルメディア上の評判が決定的な影響力を持つ時代に、マーケティングは何をめざすべきか、新興国市場やグリーン市場にはどう取り組むべきかを論じています。

今回は、その中からさわりとして、「マーケティング3.0」の概念について簡単にご紹介しようと思います。

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はるか昔の工業化時代には、マーケティングとは、工場から生み出される製品をすべての潜在購買者に売り込むことであった。これがマーケティング1.0、《製品中心》の段階であった。

そして、今日の情報化時代になると、消費者は十分な情報を持っており類似の製品を簡単に比較することができるようになった。そこでマーケターは市場をセグメント化し、特定の標的市場に向けて他社より優れた製品を開発しなければならなくなった。これがマーケティング2.0、《消費者志向》の段階である。

現在、われわれはマーケティング3.0、すなわち《価値主導》の段階の登場を目の当たりにしている。消費者は、混乱に満ちた世界において、自分たちの一番深いところにある欲求、社会的・経済的・環境的公正さに対する欲求に、ミッションやビジョンや価値で対応しようとしている企業を探している。選択する製品やサービスに、機能的・感情的充足だけでなく精神の充足をも求めているのだ。

↓↓↓参考:図↓↓↓



マーケティング3.0に向かうビジネス状況は、以下の三つの時代背景が大きく関わっている。
@参加の時代
Aグローバル化のパラドックスの時代
Bクリエイティブ社会の時代
この三つの力が、消費者を《協働志向》《文化志向》《精神重視志向》へ変えているのである。

@参加の時代
ソーシャルメディアには、(1)表現型ソーシャルメディア(blog/twitter/YouTube/Facebookなど)(2)協働型ソーシャルメディア(Wikipediaなど)がある。情報技術の進歩によりこういったニューウェーブの技術が進み、個人が自己を表現することや他の人びとと協働することを可能にした。この『参加の時代』においては、人びとがコンシューマー(消費者)からプロシューマー(生産消費者)に変わることを可能にするのである。

Aグローバル化のパラドックスの時代
グローバル化は、政治的・経済的・文化的パラドックスに満ちている。すべての国にとって平等な土俵を生み出すが、同時に諸国に脅威をもたらしもする。そのため、諸国は国内市場をグローバル化の影響から守ろうとする。つまり、グルーバル化はナショナリズムを呼び起こすのだ。そうすると、人々は団結して社会貢献や文化活動に取り組もうという欲求が強くなるのである。

Bクリエイティブ社会の時代
クリエイティブな人はそのほとんどが、新しいテクノロジーやコンセプトを生み出したり利用したりするイノベーターだ。ニューウェーブ技術によって生み出された協働の世界では、彼らが消費者を互いに結び付けるハブ(中核)になる。
創造性指数というのは、国の創造性を様々な基準から測定したものであるが、先進国ではクリエイティブな人びとが経済の主力になっており、高い成長を遂げてきたのである。クリエイティブな人が増えるに伴い、人類の文明は頂点にちかづいている。人々が、原始的な生存欲求を超えた自己実現の重要性を信じているのだ。
創造性は、精神性を刺激する。精神的欲求は人間を突き動かす最大の動機であり、より深いところにある創造性を解き放つ。消費者は今では自分たちのニーズを満たす製品やサービスだけでなく、自分たちの精神を感動させる経験やビジネスモデルをも求めている。意味を提供することが、マーケティングにおける未来の価値提案である。

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マーケティング3.0は、マーケティングのやり方が消費者の行動変化や態度変容によって大きく変えられる段階だ。
それは消費者がより協働的、文化的、精神的なマーケティング手法を求める、より洗練された形の消費者中心の段階である。



SP開発グループ
小河原
mika@i-md.co.jp




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