ペットを愛する方々、動物病院様に対する提案書
『Pet Healthcare Platform構想』とは・・・
従来のペット受診の流れである【予約→来院→診察→検査→治療→経過観察→再予約→再来院】の各業務に関して、動物病院様の効率化を図り「オンライン診療」と在宅でのペットの健康管理の可能性を拓きます。
従来のペットの健康管理法との違いは
光学方式の「IoTセンサー」を使用し、ペットのバイタルデータ【心拍数、心電図、血中酸素濃度、呼吸数、血糖値】を「見える化」することのより、動物病院での『診断→治療→経過観察/見守り』に活用できます。
また獣医師様と飼い主様の双方がクラウド上でバイタルデータを共有し、在宅でのペットの健康管理や遠隔でのオンライン診療を可能とするペット診療DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現です。
このプラットフォームでは、ペットのバイタルデータをモバイルIoTセンサーで計測し、獣医師様がAI診断を活用してペットの体調管理をクラウド上で行うことが出来ます。
『Pet Healthcare Platform』を具現化するための<3つの仕組み>
- IoTセンサーの開発により ➡ バイタルデータ測定・診断・治療・経過観察・見守りをデジタル化
- ペットの健康を保つ生活情報コンテンツの配信 ➡ Everyday Healthy Lifeの推進
- Pet Healthcare PlatformのSNSでの展開 ➡ 飼い主様と獣医師様などのコミュニティ形成
ペットの置かれている状況
日本ペットフード協会が2020年10月に行った調査では、1年以内の新規飼育者の飼育頭数は、犬・猫共に2018年を底に2019、2020年と増加傾向にあり、2020年の増加率は2019年よりも更に高まっています。
そして、新型コロナウィルスの影響で、ペットとの生活に癒しを求めたり、家族内でのコミュニケーションを深めている傾向が窺えます。また国内のペット所有者における『Z世代』ではスマホ・アプリで動物病院様の予約や手配をしたい飼い主様が増えています。
アニコムHLDSの調査(2021年3月発表)よれば、動物の治療費(けがや病気)は2020年の1年間で前年度比30%以上伸びていま す 。またペット関連の総市場規模は2022年には1兆6873億円(富士経済調べ)と予想されており、今後も少しずつその規模は拡大基調にあると推測されています。
この動物病院様向けのデジタル・トランスフォーメーションは今後のペットに関する医療業務等の効率化に貢献可能です。
●新たなペットのヘルスケアDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現
「IoTセンサー× Pet Healhtcare Platform ×バイタルデータ」は動物病院様の診療業務における獣医師様と飼い主様の双方にとって効率化をもたらすDXであり、遠隔によるペットの体調管理と飼い主様の囲い込みを可能とします。
新たなペット医療ビジネスの可能性が広まります。
●各ステークホルダーにとっての導入メリット
- 獣医師様(動物病院様)・・・DX化によるバイタルデータの「見える化」で診療業務の効率化とペットの健康管理、またオンライン「見守り」診療などによる飼い主様の囲い込み
- 飼い主様・・・日常的にペットの体調管理が可能となる。(特に持病を持つペットに有効)
- 本事業提供者様・・・医薬品のみならず動物病院様向けペットヘルスケアDXを提供し診療業務の効率化に貢献する。
※IoTセンサー『ケンブンログ』(仮称)の装着により、ペットのバイタルデータを参考に在宅でのオンライン診療(かかり付け医との)が可能となります。
またクラウドの活用によりペットの日常的な体調管理を「見える化」し、来院の際の診療の参考や緊急時の適切な診断指示を行うことが可能となります。
Pet Healthcae Platformの事業内容
- ペットに装着されたIoTセンサーの装着によりバイタルデータの計測が自動的かつ継続的に可能となります。IoTセンサーは【心拍数、心電図、血中酸素濃度、呼吸数、血糖値】を計測します。このバイタルデータが獣医師様の診断支援データとなります。
- 測定されたデータは専用アプリにより飼い主様がスマホで確認できます。体調管理に関するアプリでは【ペットの犬種・性別・大型/小型・既往の病歴】などの個別情報とバイタルデータが病院側と共有され、獣医師様がペットの体調を総合的に判断します。
- Pet Healhtcare Platformにはペットの病歴が記録されているので、飼い主様はアプリ内のチャットで動物病院様とコミュニケーションをとったり、次回の予約をしたり、ペットの体調に関する種々の重要な情報を保存できます。
このアプリはAIプログラムを活用し、データの分析を自動化することによって即応性の高い健康管理のプラットフォームとなります。
※今までのペットのデータは、体調の変化や病気にかかってから病院で測定を行い、これらのデータの分析に基づき治療を行っていましたが、バイタルデータの継続的な測定はペットの病気の早期発見と適切な処置、また予防などにも有効です。
本事業提供者様にとってのメリット
●動物病院様に対するPet Healhtcare Platformの導入推進は、
トータルな意味でのペット医療ソリューションの提供であり、「動物病院との新たなビジネス・パートナー」としての立場を実現します。
新たなペット診療プラットフォームの提供により、動物病院様が診療の効率化とワン・トゥ・ワンの個別的なペットの健康管理が可能となります。
御社が動物病院様に対し「ペット医療DX」をシームレスに提供することにより、総合的なペット・ヘルスケア・ソリューション・カンパニーとして動物病院業界における新たなイノベーションを起こすことになります。
●提案事例として
1IoTセンサーに関して御社が有償で動物病院様にセンサーを含む診療支援サービスを有償で提供する。
2動物病院様が御社のサービスに加入し、その上で病院様側は「ケンブンログ」を有償で飼い主様に提供し診療に役立てる。
(例:月額利用料金を設定し「ケンブンログ」をレンタルで貸し出す。それによって病院様側の収益向上と診療業務の効率化に貢献する。)
※本事業のビジネスモデルとしては・・・
このプラットフォームを利用する病院様側をオーガナイズして一定の年会費(システム加盟料金)を徴収する。また動物病院様にこのプラットフォームを提供するに際しては、システム加盟料の他に対象となるペット数に比例して使用料を請求する等が考えられます。
IoTセンサー「ケンブンログ」(仮)とは・・・
ペットの健康管理のためにバイタルデータを自動測定し、病気の早期発見や体調管理を行う
ためのブルートゥース型センシング機器です。
身体密着型の超小型の多機能型センサーを内蔵しペットの首輪などに装着して使用します。
【心拍数、心電図、血中酸素濃度、呼吸数、血糖値】
※「ケンブンログ」は飼い主様のスマホにも表示されます。
蓄積されたバイタルデータから「ケンブンログ」がペットの状態をAI判定しスマホ上に分かりやすく通知します。
センサーで測定されたデータは、ブルートゥースで飼い主様のスマホアプリに分かりやすく表示されす。また同時に専用サーバにデータが記録・保存され、異常値を検出した場合は速やかに動物病院様とデータを共有し来院を促します。
小型センサーのため首輪の内側などにつけても装着の違和感がありません。
IoTセンサー『ケンブンログ』によるペットの体調把握と動物病院とのデータ共有による診断支援
【想定する病状・症例】
高血圧、糖尿病、腎臓疾患、心疾患などの生活習慣病及び成人病
『ケンブンログ』がペットの【心拍数、心電図、血中酸素濃度、呼吸数、血糖値】を常に計測し、異常値が出れば専用アプリでスマホに通知します。
IoTセンサー『ケンブンログ』によるペットの体調把握と動物病院とのデータ共有による診断支援
例えば・・
SPO2➡1分ごと
呼吸➡リアルタイム
心電図➡リアルタイム
など、ペットの種類により設定します
このプラットフォームは、ケンブンログの機能を含め診断の専門性を向上させ、この機器をペットに装着することでドクターの業務の効率化 専門化を図ります。
飼い主様に対しては有償でデバイス料金とアプリ使用料を徴収できる仕組みとなります。
「ケンブンログ」による体調管理
「ケンブンログ」がペットの体調管理のために「毎日のデータの測定」を行い、ブルートゥース
で測定データを飼い主様のスマホと専用サーバに自動転送します。
スマホの専用アプリでは体調管理データが分かりやすく図式で表示されます。
より高度な分析・診断は「掛かりつけの獣医師」が「AIプログラム」によってサーバに蓄積され
分析したデータを参考に診断や治療の指示を行います。
見守り情報 自動アップロード・登録
データセンター 見守り分析情報・専用SNSで情報共有
掛かりつけの動物病院様による分析
1:ペットの体調データをスマホ専用アプリに表示し安心・安全を提供します。
※グラフを使ってペットの体調を分かりやすく表示します。
2:専用サーバにデータが自動登録されます。
「獣医師様用AIプログラム」によるデータ分析を行います。
3:ペットの健康状況に問題があった場合
「掛かりつけの動物病院様」からデータ分析結果とペットの健康上の問題点について専用SNSでご連絡します。
健康関連コンテンツ配信によるヘルスケア支援
ペットの健康管理のための「健康関連コンテンツ」の配信を行います。「ケンブンログ」による情報
登録・分析に加え、ペット健康関連情報データベースの提供により、よりきめ細やかな健康支援体制
を構築します。
AIサーバにて分析された情報より病気になる前兆や症状をペットの犬種・年齢などに分類し統計化した情報などを素早く検索表示できる情報データベースです。
※飼い主の個人情報は含まれません。
多くのユーザー情報から得られた「AI情報資産」の有効活用にも利用可能です。
医療情報・治療薬情報、病後の対応方法等通常のサイトでは、膨大な情報のために整理されていない情報の集大成。
データベース型により検索可能。
●健康情報コンテンツについて
Pet Health platform <運用フロー・プラットフォーム構成図>
飼い主様にご用意いただくもの
1:スマホ(iOS / Andoroid)
2:ケンブンログ(センサー本体)
3:ケンブンログ・アプリ
※専用アプリは提供されます。
飼い主様はスマホにアプリをダウンロードし、担当する獣医師様(病院)から「ケンブンログ」を装着してもらうことでペットの健康管理を始められます。
クローズドなSNSシステムによる体調見守り情報の共有
ペットのための情報SNSです。会員ユーザーのみ利用可能です。ユーザーとは「当該の病院に通って
いる飼い主様」です。SNS上で「病院の獣医師様・動物看護師様」と情報の交換や、遠隔診療の問診
などを行うことができます。セキュリティの心配のない専用のSNSシステムで運用します。獣医師様
がペットの蓄積情報をチェックし、問題を発見したら、飼い主様に連絡します。いつでも動物病院様
による見守りが実現します。
SNS利用のユーザーアカウントは動物病院で発行します。
このアカウントは「ケンブンログ」のアカウントと同じ設定になります。
Twitter・LINEのような操作性です。
自慢の写真や意見の交換。
ペットについての質問など
通常のSNSと同じ使い方が可能。