ふくしま私の仕事図鑑
地方のテレビ局「テレビュー福島」が、今後のテレビ放送とマルチ化するインターネットとの連携というイノベーションに取り組みました。
<事業背景>県内企業の人材確保は急務である。
多くの企業は自社サイトで、業務や保有する技術を紹介していますが、それは求職者視点に立った情報になっているでしょうか?
もしかしたら、何もコミットできていない場合があります。
人口が右肩下がりになっている現状で県内企業が、良質な労働力を確保するためには、本格的なクロスメディアな情報発信とターゲティングの運用が必要だと考えます。
モノづくり系の県内企業における人材確保の視点と対策
テレビの力+ネットの力=世代を超えたコミュニケーションを狙う
その一例として、高校生・大学生のための就職活動の支援プログラムを開始しました。
①テレビ番組での放送内容をYouTubeでも公開し、いつでも番組の内容が確認できるようにする
②ネット時代の若者へSNSを通してYouTubeチャンネルに誘導する
③Instagramで定期的に就職情報を発信する
テレビでの動画サービス視聴割合は全体の32.5%(人口換算で2700万人規模)となったそうです。
テレビをネット接続している人をベースにすると77.8%となり、テレビをネットに接続した多くの人が実際にネット経由の動画を楽しんでいたようです。
テレビのネット接続率は41.8%で今後も拡大へ、マクロミルがネット動画利用調査
テレビを(映像を視聴する)デバイスとした場合、YouTubeはテレビでの視聴割合が“中”程度だったが、YouTubeの利用率は23.3%と最も多い結果となった。
Amazonプライムが16.7%、TVerが7.4%、Netflixが6.8%と続いた。
TV番組中心からイノベーションを起こし、YouTube・Instagramを連動させていく
テレビの衰退などと言われていますが、テレビの情報を受けた話題がインターネットで広がることは多く、テレビとインターネットは決して対立構造ではないと考えています。
昔はテレビの画面だけを見ていたと思いますが、今の時代はテレビを見ながらも、スマートフォンを操作したり、X(旧ツイッター)で番組に関するポストをしたり、検索したりという行動も増えています。
インターネット一辺倒ではなく、若者だけでなく、幅広い世代が情報をマルチに楽しんだり利用したりするのが現代的な風景とも感じられます。
テレビで見た気になる商品をスマホで購入する。ドラマに出演している俳優のプロフィールを検索する。などは日常茶飯事ですよね。
テレビ放送は、受動的視聴者にとっては自動番組再生装置であり、非常に便利なものです。しかし、能動的に調べたり、より楽しもうとする場合はネットを活用するでしょう。
今や両メディアの活用は必要不可欠となってきていると思います。どちらが良いかではなく「得て不得手」の活用のイノベーションこそ求められているのではないでしょうか。
出典:マクロミル
事業全体のスキーム
TV番組で伝える
TUF特別番組 「ふくしま私の仕事図鑑」 2023年7月9日(日)放送
地上波での放送は、就活生はもちろん、その親世代にも企業認知が広がります
- 番組宣伝のCMの投入
- 特別番組(54分番組)の放送
- You Tube専用チャンネルへ誘導するためのテレビCMを7月から12月まで、120本以上放送
Webで伝える
YouTube専用チャンネル「ふくしま私の仕事図鑑」
TV番組の企業情報をいつでもどこでも何回でも見ることができます
- 特別番組で放送した内容を専用チャンネルで公開します。(各社10,000回の視聴回数を保証)
- YouTube内で、広告を配信します。(広告を配信するに当たっては、ターゲティングを行い、専用チャンネルに視聴誘導を行います。
▼YouTubeチャンネル
SNSで伝える
Instagram専用アカウント「ふくしま私の仕事図鑑」
ターゲット層の利用頻度が高いSNSを活用し、興味関心を高めます
- Instagramをメディア化し、YouTube専用チャンネルに誘導を図ります。
(Instagram利用率/13〜19歳は72.3%、20代は78.6%