私たちが得意とする「提案型イノベーション案件」事例でご紹介します
シュンペーターは新結合として5項目をあげていますが、
ここでは以下の３つのテーマとそれに関連した当社事例を併せてご紹介いたします。
プロダクト・イノベーション（新しいコンテンツ・新しいクオリティの創出）
従来とはまったく違う革新的な新製品や新サービスを開発すること。
また、新しい品質を創出すること。
プロダクト・イノベーションには、AIやIoTなどを活用した開発などに代表される「技術主導型」、
市場のニーズを捉え新たな製品を開発する「ニーズ主導型」、
独創的な製品を後追いして開発し差異化を図る「類似品型」、
そして、コンセプト主導で新たな製品開発を行う「商品コンセプト型」と4つのアプローチがある。
技術主導型／ニーズ主導型
テレビ局デジタル技術×スーパーマーケット×物流業者
地方の過疎地の買い物弱者を支援するためのテレビ地デジ枠を活用したサービス
地方の過疎地に存在する買い物弱者が使い慣れたテレビのリモコンを使い、地上波デジタルの文字放送空間枠にスーパーマーケットの日常商品をリスト化して掲載。通信回線の下りを活用して受注から配送までをスムーズに提供するシステムを構築した。
ニーズ主導型【ロンドンでの東北の伝統工芸品の展示会の実施】
東日本大震災後2012年のロンドンオリンピック直前に開催した
東北の伝統工芸品展“RE:NEW TOHOKU”
3・11後の復興に喘いでいる東北地方の伝統工芸品の中から、欧米の在日外国人がキュレーターとなって選んだユニークな逸品を、ロンドンオリンピック直前の7月にピカデリーサーカスのアジアハウスで展示及び商談会を開催した（10日間）。
類似型【テレビ局の事業イノベーション】
外国人に人気の“熊野古道ウオーク”を参考にした東北地区におけるインバウンド観光の造成。
松尾芭蕉が江戸期に著した『奥の細道』紀行をリアルに追体験する形で芭蕉の足跡を辿るツアーコンテンツ。
多言語での展開により欧米のみならずアジアからのインバウンド観光客を開拓した。
商品コンセプト型【テレビ局の放送コンテンツ・イノベーション】
テレビ局の番組コンテンツ制作能力を活かし、企業の採用支援事業において“国内初”となるソーシャルメディアとのコラボを実現。 新卒採用市場の活性化と企業の業務内容の周知拡大を“ワンリソース・マルチユース”で実現した。
プロセス・イノベーション（新しいサービス手法の導入）
企業の製品やサービスを大きく変化させるのではなく、生産工程や流通方法を改善すること。
例えば、代理店に依存していた販売手法を自社ECサイトでの販売に切り替え、直接顧客に届けることで利益率を改善するなどがプロセス・イノベーションに該当します。
また、人材採用における“D2C”戦略とマッチングの効率化もプロセス・イノベーションとなります。
リード獲得のためのプロモーション施策
【WEBマーケティング×ファーストパーティID×パーミッション獲得】
WEBマーケティングと各種のプロモーション施策を通して潜在的な顧客の獲得を目指します。
特にビジネス案件に関しては、日本経済新聞グループとのタイアップにより日経ID会員（約1,100万人）を対象として日経ならではのクオリティの高い記事コンテンツの展開により、圧倒的なパフォーマンスとエンゲージメントを誇っています。
既存の公募業務に一石を投じた、リード獲得戦略のイノベーション
リード獲得の目的は、商品やサービスの新規顧客を増やして売上を向上させることです。
一般的にはマーケティング戦略は「リード獲得・リード育成・リード選別」の3ステップがあります。
正しい戦略ですが、この戦略には時間がかかります。更に単発の公募でのマーケティング戦略は「リード獲得」までが精一杯で正確に「3ステップ」が実行できません。そのために「リードの数・リードの質・リードの選別性」に問題が生じます。
採用手法の構築
マーケット・イノベーション（事業構想／市場開発）
新たな市場に参入し、新たな顧客、新たなニーズを開拓すること。人間の総需要は人間の数に比例する原則がありますが、モノとヒトとの関係性を変化させることで新たな市場が創出されます。
たとえば、モノの機能性からデザイン性を深堀して、商品価値を変化させる。
また、新たな販売チャネルを開発することは『価値転換』を促す上で重要な要素となります。
最近では、CSV（Creating Shared Value）という考え方を基に、提供するモノやサービスの社会的価値を見出し、市場を拡大させることもマーケット・イノベーションに該当します。
健康産業におけるスーパーマーケットの役割創出
特に食品スーパーにおける消費者の“食べすぎに注意”を喚起するため、体重や心拍、ストレスなどの数値を店舗内で計測し、食物栄養管理の視点からの“見える化”で消費者のヘルスケアに貢献する。
ペット・ヘルスケア見守りシステム
動物病院での待ち時間の解消のみならず、日常的にペットの健康管理をクラウド上でAIが見守る。
ペットの異常値を検出した場合は即座に動物病院での診療が受けられるペット・ヘルスケア見守りシステムはマーケット・イノベーションを惹き起こします。