ツアーコンテンツの開発

事業コンテンツ開発

空旅(そらたび)・奥の細道モニターツアーin須賀川

コンテンツの目的

インバウンド観光客が好んで訪れる“熊野古道”“四国お遍路さん”を参考に、東北でのインバウンド向けツアーコンテンツの造成を行ないました。
自然の景観以外に観光資源が少ない東北にあって、俳人・松尾芭蕉が歩いた“奥の細道”旅は、その優れた紀行文学と相まって、外国人の関心を惹きつけます。

事業の概要

須賀川市は歴史が古く、昔から交通の要所として栄えており、江戸時代の俳人である松尾芭蕉も奥の細道旅で8日間を過ごした特別な宿場町です。
本事業では、須賀川市の観光資源でもある松尾芭蕉が歩いた“奥の細道”に関連する史跡を巡るインバウンドを意識した体験型のコンテンツの造成を目的としました。
ツアーガイドには、日本文化に造詣が深い言語コンサルタントのアダム・フルフォード氏を招き、参加者と一緒に芭蕉の旅を追体験しました。
そして、須賀川市の町並みを歩きながら感じとる言葉を俳句にしたため、旅のゴールとなりました。

実施主体と連携会社

実施主体:株式会社テレビユー福島 郡山総支社

連携会社:株式会社アイ・エム・ディ、東北テント株式会社、日本充電インフラ株式会社

連携市区町村:福島県須賀川市


地域の課題

  • 地域では、俳句を生かした取り組みが行われ行われていますが、統治が芭蕉の縁の地であることの周知はまだまだ不十分です。
  • 観光案内や案内。ホームページは作成設置されていますが、言語化が不十分です。
  • 地域としても、インバウンド向けのコンテンツ自体が少ないため、新たな造成が必要であります。
  • 須賀川市は、高速鉄道空港と福島の交通の用種にあるため、地域の特性を生かし、地域経済の活性を図ります。

告知ツール

プロモーションビデオ


工夫した点

インバウンド観光客を想定する上で、須賀川市の観光資源の見直しを行った。
須賀川市は、松尾芭蕉との縁がある土地で、俳句を通した文化的取組みをしていることから、かつて芭蕉が訪れた名所を巡る散策ツアーを造成した。
福島県内在住の外国人を対象としており、ホームページなどの告知ツールでは英語、日本語の2カ国語の表記で展開した。
参加者には芭蕉が訪れた当時の雰囲気を体感できるよう編み笠を配布し、奥の細道を追体験できるよう工夫を行った。


モニターツアーで得られた成果

福島県の空の玄関口である福島空港からツアーをスタート。
松尾芭蕉に関連する句碑がある「乙字ヶ滝」「十念寺」「神炊館神社」「可伸庵」を巡りながら、ツアーガイドが芭蕉の足跡、俳句の意味などを解説。
最後に、俳句文化を伝える施設「風流のはじめ館」で、ツアーで体感した思いを俳句づくりを行った。

参加者は29人。国籍は、ベトナム、アメリカ、イギリス、カナダ、ミャンマーなど。

須賀川市が力を入れている俳句文化が外国人にも伝わるのか疑問であったが、
俳句文化に興味を持っていた参加者が多く、またその創作能力が極めて高いことが分かった。


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